都道府県名を言わずに「どこ住み?」を当ててもらう遊びとは
Yahoo!知恵袋には「都道府県名は決して言わないで、住んでる都道府県を説明だけで教えてください」という質問があり、全国の人が“ヒントだけ”で答え合う流れになっていました。もともとは雑談・クイズ寄りの投稿ですが、やり方を間違えると個人情報の露出につながる点も含めて、よくできた「ネットでの距離感」練習にもなります。
先に結論:安全に楽しむコツは「当てられても困らないヒント」だけにする
この手の遊びで一番大切なのは、相手に当ててもらうことより「自分が特定されないこと」です。都道府県レベルでも、ヒントを積み上げると市区町村、最寄り駅、学校や勤務先まで推測できてしまうケースがあります。個人情報は“単体”だけでなく、他の情報と照合して個人を識別できるものも含まれる、という整理がされています。
OKになりやすいヒント
- 県全体の名物・特産(ただし「家の近くの〇〇工場」などは避ける)
- 全国ニュースになる規模の観光地・自然(富士山、阿蘇山など)
- 気候の傾向(雪が多い/台風が多い、程度の大まかさ)
- 方言の雰囲気(具体フレーズは短めに)
避けたいヒント(NG寄り)
- 最寄り駅、通学路、通勤手段、通っている学校名
- 「徒歩5分に〇〇スーパー」「〇〇川の堤防沿い」など生活圏が見える話
- 地元の小さな祭り・部活の大会名など、検索で一気に絞れる固有名詞
- SNSのID、顔写真、位置情報付き写真の共有
なぜこの手の質問が伸びるのか:言語化されていない本当の悩み
表面上は「都道府県名を言わずに説明して」という遊びですが、根っこには次のような潜在ニーズが見えます。
- 人とゆるくつながりたい(雑談のきっかけがほしい)
- 当てる/当てられる“ゲーム性”で盛り上がりたい
- 自分の住む地域の魅力を共有したい
- (結果的に)地理や名産の知識を増やしたい
目的は住所の公開ではなく「地域をネタにした交流」だと考えるのが自然です。
都道府県当てクイズが盛り上がる「ヒント設計」3ステップ
ステップ1:ヒントを“3層”に分ける
いきなり決定打を出すと終わってしまうので、難易度を段階的にします。
| 層 | 狙い | 例 |
|---|---|---|
| 広いヒント | 地方まで | 「海と山が近い」「温暖」 |
| 中くらい | 県を数個に | 「みかんが有名」「〇〇弁っぽい言い方」 |
| 最終ヒント | ほぼ確定 | 「県庁所在地の名前」「全国区の観光地」 |
ステップ2:「検索で一発」になる固有名詞を避ける
ヒントは“それっぽい”が理想です。固有名詞が入ると、相手が善意でも検索で絞り込みが進みます。
ステップ3:自分ルールを先に宣言する
参加者全員が安心できるように、冒頭でルールを書いてしまうのが実務的です。
- 「市区町村・駅・学校名は書かない」
- 「写真は貼らない(位置情報の可能性があるため)」
- 「当てられたら都道府県名だけ回答OK」
テンプレ:そのまま使える“安全寄り”ヒント例
以下は、当てられても生活圏が特定されにくい言い方を意識した例です。
- 「冬は雪が多いけれど、海産物も強い県です」
- 「方言がよくネタにされます。粉もの文化が濃いです」
- 「温泉地が多く、山と湖のイメージが強いです」
- 「米どころで、平野が広いです」
逆に危ない例:なぜNGなのか
例えば「〇〇線の△△駅が最寄り」「学校が××」「近所の□□公園」などは、都道府県当てではなく“あなた当て”になってしまいます。ネット上では、断片情報の組み合わせで特定が進むことがあります。
地理の勉強にもしたい人へ:学び方のコツ
当てる側も、地理の勉強として楽しむと満足度が上がります。コツは「ヒント→候補を3つに絞る→最後に決め打ち」の流れです。
- 気候(雪/台風/乾燥)で大まかな地域を考える
- 名産(米・茶・みかん・乳製品など)で候補を減らす
- 観光地や方言で最後に確定する
おすすめの学習ツール・サービス
「当てる力」を上げたい方は、クイズや地図アプリ、図鑑が相性が良いです。大人が使っても意外と侮れません。
- 都道府県の形あてクイズ(Google Play):シルエットで直感的に覚えられます。
- 日本地名パズル(App Store):県名・県庁所在地を反復できます。
- 都道府県のクイズ図鑑(学研):名産や“日本一”系の知識が増えます。
- 好きからはじめて都道府県博士になる!(旺文社):クイズで雑学を広げたい人向けです。
- まっぷるキッズ はっておぼえる にっぽん 47とどうふけん(昭文社):地図を貼って覚えるタイプで、家族でも使えます。
※「ヒントの引き出し」を増やし、当てる側の精度を上げたいとき
好きからはじめて都道府県博士になる!(旺文社)
都道府県の地理・名所・郷土料理・特産品などをクイズ形式で確認できる本です。アプリよりも「名産・観光地・豆知識」の幅が広がりやすく、ヒント作りのネタ帳としても使いやすい構成です。
※「日本一」「特産」などの定番ネタで、候補を絞り込む練習に
都道府県のクイズ図鑑 改訂版(学研のクイズ図鑑)
47都道府県の「一番」や地域の特徴をクイズで整理できるタイプの図鑑です。ヒントから候補を複数に絞るときの材料(特産・地理・歴史など)を増やしたい場合に向きます。
※地図の「位置関係」を視覚で押さえて、推理の精度を上げたいとき
はっておぼえる にっぽん 47とどうふけん(まっぷるキッズ)
都道府県の位置と特徴を、地図とイラストでまとめて把握しやすい本です。「海側か内陸か」「周辺県との関係」など、ヒント推理に必要な地理感覚を補助しやすいのが利点です。
ネットで遊ぶなら知っておきたい:個人情報の基本
「本名や住所を書かなければ大丈夫」と思いがちですが、個人情報は“単体”だけでなく、他の情報と容易に照合できる場合も含むとされています。定義の確認は、個人情報保護委員会のFAQが一次情報として便利です。あわせて、個人情報保護法の考え方を生活者向けにまとめた政府広報オンラインも読みやすいです。
まとめ:当てられても困らない範囲で、気持ちよく楽しむ
都道府県当ては、雑談としてはとても平和で、地理の勉強にもなります。一方で、ヒントの出し方次第では個人が特定されるリスクもあります。ポイントは「都道府県の特徴は語る、生活圏は語らない」。この線引きを意識すると、安心して楽しめるはずです。
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